教室で学習する時間はどれくらいですか?
学習時間はその日の学習内容やお子さまの状態により異なる場合があります。
学習開始当初は、まず、学習習慣をつけるために、お子さまの負担にならない教材内容と学習量を設定します。そのため、早く教室から帰ってくることがあるかもしれません。お子さまが持ち帰った採点済みの教材と宿題を確認した上で、集中してできたことをほめてあげてください。順調に学習を続けていくと、学校で習っていない課題に進んだり、学校より難度の高い問題を学習したりするようになります。学校で習っていない内容に初めて進んだときなどは、先生が必要に応じてアドバイスやヒントを与えたりしますので、どうしてもその日の学習時間は長めになります。ぜひ、ご家庭でも励ましの声をかけていただければと思います。
帰宅時間など、気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
まずは1教科から考えているのですが、どの教科をはじめるのがおすすめですか?
教科は、算数・数学、英語、国語の3教科で、1教科から自由にお選びいただけます。KUMONなら得意な教科を伸ばすことも、苦手な教科を克服することも可能です。教科に迷うようでしたら、まずはお気軽にご相談ください。
複数教科を学習することのメリットは?
KUMONでは、2教科や3教科の複数教科の学習をおすすめしています。
国語と数学は、他の教科を学ぶ時にも必要な物事を理解したり、表現したりする思考の道具となります。英語もまた、ますますグローバル化する社会での世界の共通語的な言語で、様々な国の文化を吸収し表現するための道具となります。
子ども達は、複数教科の学習を始めると、その意気込みで教材へと向かい、その学習リズムを自然なものとして、これまで以上に集中して学習に取り組むようになります。また、学習する他の教科と相互に影響し合って、1教科の時よりも進度が高まったり、ある教科がスランプになった時に他の教科の学習意欲が助けてくれたりすることもあります。
都合で週に1回しか通えないのですがいいですか?
基本的には週2回ですが、ご相談ください。
教室学習を週2回としているのは、学習する習慣が身につきやすく、また、お子さまの学習状況を直接確認することで、より適切な指導を行うことができると考えているからです。どうしても都合がつかない場合は、お子さまのペースにあった方法・教材の枚数を一緒に考えさせていただきます。当教室では、週1回学習で、中学生教材以上を学習されている小学生の生徒さんもおられます。
※月会費(月謝)については、週1回学習の場合でも週2回学習と同じ金額となります。
教室での付き添いは必要ですか。
保護者の方の付き添いは不要です。KUMONの教材は、お子さまが一人で自学自習できるように考えられています。サポートが必要なお子さまについても、指導者やスタッフが見守っていますので保護者の方の付き添いは不要です。不安なことや気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
教室でどんなことを教えてくれますか。
一人ひとりの学習を見守り、学力を見極め、自分で学んでいく力を身につけられるようアドバイスします。公文式学習は、「自学自習」を基本としていますが、教室ではもちろん、一人ひとりの子どもをしっかりと見守っています。わからないときは、子ども達の「自学自習力」を意識しながらアドバイスをします。「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」という言葉と同様に、教室ではすぐに解答を教えるのではなく、「自分で気づける」ように指導しています。
教室時間以外には、一人ひとりの学習結果(点数、かかった時間など)や学習の様子を再確認し、次回に渡す教材を検討します。指導者は、こうした検討の時間を教室時間中と同じくらい重要だと考えています。
教室では自分で教材を解くだけですか?
教材には例題やヒントなど自分で考える手立てがありますが、必要に応じて適宜アドバイスしますKUMONでは、勉強の基本は自学自習であると考えて指導をしています。自学自習というのは、自分から進んで学習に取り組み、自分の力で問題を解き、間違っていたら自分の力で訂正するというものです。教材は無理なく進んでいけるようになっています。さらに、新しい内容に入る箇所には例題やヒントが用意されています。子どもはその例題を見ながら、自分で考えて学習できる仕組みになっています。教室の指導者は、まずお子さまの現在の学力を見極めて「ちょうど」の教材を選び、その教材で習得してほしい力をつけるためのサポートをします。解き方を手取り足取り教えるのではなく、お子さまが自分自身で答えを見つけ「解けた!」という喜びを味わえるように、適切なアドバイスをしながら導いていくのが指導者の役割です
教室での学習の流れをおしえてください。
その日の教材がすべて100点になったら、宿題を受け取って帰ります
基本的な学習の流れは以下の通りです。
1、宿題を提出する
2、当日分の教材を受け取る
3、教材を学習する
4、教材を提出し、採点してもらう
5、間違いを訂正し、100点にする
6、次回までの宿題を持って帰る
算数では計算が中心だと聞きましたが、文章題や図形はないのですか?
算数・数学の基礎は計算力。中学校・高校で困らないようにまず十分な計算力をつけることを目的にしていますKUMONの算数・数学教材は、中学校・高校以降になって数学で困ることのないように、あえて代数計算に絞っています。これが、保護者の方に理解していただきにくいところかもしれません。学校の授業における計算問題の割合は、小学校では全体の6割程度ですが、中学校で8割、高校になるとそのほとんどすべての問題で代数計算が必要となります。その一方で、小学校時代に学校の授業で困らない程度に計算ができたため気にかけないまま中学校・高校に進み、計算力の不足が原因で数学が苦手になるというケースが非常に多いのです。計算力を身につけるには多くの練習が不可欠ですから、計算力の不足は一朝一夕で挽回できるものではありません。KUMONでは高い計算力が十分につく前に、文章題や図形の学習をと焦る必要はないと考えます。先の段階の高度な計算までできるようにしておいた方が、中学校以降での学習がらくになるのです。
また、文章題や図形問題ができるようになるには計算力以外に、問題文から内容を読み取り、イメージ化する国語力が必要になります。子ども達に先に十分な計算力と国語力を身につけさせることが、文章題や図形を得意にする近道になるだけでなく、ほかの教科にも非常によい影響を与えることになるでしょう。
核となる学力を効率よく習得しながら、自学自習力を高めることを目指します。そのためにあえて計算だけに内容を絞り込んでいるわけです。一人でも多くの子どもにできるだけ自分の力だけで未知の内容を学びとる姿勢や経験を積んでほしいと考えています。
なぜ簡単な内容からスタートするのですか。
まずは、お子さまが無理なく取り組める段階から学習をスタートします。「できた!」の喜びがやる気を育てます
私たち大人は、ともすれば大人の視点で、「難しい、やさしい」を判断しがちです。KUMONは、子どもの立場に立ち、どうすれば子ども達の能力を最大限に伸ばせるのかを考えています。そのため、学習を始める際は、多くの場合、その時の学年よりも少し下の、無理なく取り組める段階からスタートします。すると、たとえ勉強が苦手な子どもでも、「らくにできる」と感じます。大きな「まる」と100点をもらうと、「やればできる」と自信がつき、「もっとやりたい」という意欲が生まれます。また、短時間で集中して一気に仕上げることで、学習姿勢も身につきます。
大人から見れば「やさしいところを学習するのだから、100点は当たり前」と思われるかもしれません。しかし最初は、子どもにとっては問題の内容よりも、「全部できた、やった!」という喜びの方が、はるかに大きいのです。100点を取り続けると、勉強は楽しいものになっていきます。こうして、コツコツと学習を続けるうちに学年相当の教材に追いつき、やがて学校で習っていない課題に進んでいくのです。
同じところを何度も復習するのはなぜですか。
「正確さ」に「時間」という視点を加え、次の段階に進んでも困らないだけの学力をつけるためです。
KUMONでは100点を取っても、同じところを何度も学習することがよくあります。一口に100点と言っても、がんばって取れた100点もあれば、余裕で取れた100点もあります。この違いは、先に進んだ時に現れてきます。なんとか解ける程度で先に進んでしまうと、あとで行き詰ってしまうことが多く見受けられます。常にすらすらできる状態で進んでいくことが着実であり、子どもに負担をかけない方法でもあるのです。復習は、「できないからする」のではなく、次のステップに進んだときに「困らないだけの力をつける」ためのものです。次に進むか復習するかを、どのようにして決めるのでしょうか。学習の状態を判断する基準として、教材ごとに「標準完成時間」というものを定めています。年齢や学年に関係なく、学習にかかった時間を標準完成時間に照らし判断します。ただし標準完成時間は、あくまで目安です。子どもの学習の様子やミスの内容、どの問題で時間がかかったかなど、様々な要素をあわせて、復習するかどうかを考えて指導しています。この点についても、KUMONは個人別の指導を徹底しているので、一人ひとりの子どもを伸ばすことができるのです。
公文式学習で学校の成績は伸びますか?
高い基礎学力と自分から学ぶ姿勢が身につき、学校の成績向上につながります
公文式学習は子ども一人ひとりの学力にあわせて学習していく、個人別の学習法です。子ども達は、自分から学ぶ力を高めながら、知らず知らずのうちに高い学力を身につけていき、やがて学年を越えた内容を学習するようになります。こうして「学年を越えて学ぶ」ことを続けるうちに、高い基礎学力がつき、余裕ができ、成績にも十分反映させることができます。
中学校・高校へ進んだときに困らないだけの学力を身につけることが、KUMONの大きな目標のひとつです。小学校の間は、学習内容との関係や学校の成績の判断基準との関係で、成果が見えにくいことがあるかもしれません。しかし、入会初期の頃と比べれば、「自分から学ぶ力」「学力」ともに高まっています。教室では、常にお子さまの学力のつき具合を確認しながら指導していますので、ご不安に思われる場合は、ご相談ください。
ほかの「個人別指導塾」との違いを教えてください。
独自の教材による自学自習で、高校数学や、高校程度の国語・英語の読解力を養成することを目標としています。
KUMONは学校の成績や受験のみにとらわれず、中学校・高校へ行っても困らないだけの高度な基礎学力を身につけることを目標にしています。そのため学習する内容は、高校数学や、高校程度の国語・英語の読解力を習得するのに必要な内容に絞っています。
しかも、それぞれの教材は目標に向けてスモールステップで構成されています。この独自の教材により、自習形式で学習を進めることが可能になります。教室では、指導者が黒板を使って教えることはありません。指導者は一人ひとりの学力を的確に把握し、それに合わせて子ども達の学習する教材を用意し、子ども達に「自分から学んでいく力」が身につくようアドバイスしています。このように受け身ではなく自分から進んで学習することで、着実に学力がつきます。KUMONでは、自学自習の学習法こそが本当の勉強であると考えています。
教材はどのような構成になっていますか。
運筆力をつける教材から高校・大学相当の教材まで、スモールステップで構成されています。KUMONの教材は、まだ鉛筆を持ったこともないお子さまでも学習できる、楽しい教材から小・中・高、そして大学(教養課程)の段階までの教材をご用意しています。問題の内容や配列、その分量など、少しずつ学習レベルを高められるスモールステップの教材になっています。「教材内容一覧表」は、各教科で学習する教材の内容を掲載したものです。また、各教材のねらいもご紹介しています。(公文の公式ホームページでご確認ください。)
学習内容が教科書と違うのですが、なぜですか。
高校で必要とされる力を身につけるために学習内容を絞り込んだ教材だからです。
KUMONでは、学校とまったく違うことを学習しているわけではありません。学校の授業や教科書も尊重しながらお子さまの将来を見すえ、一朝一夕には身につかない基礎学力や自学自習力の定着を目指しています。また学習内容は、例えば算数・数学教材においては高校数学に一直線につながる根幹の部分に絞っています。つまり、高校入学後も困らないようにするために計算中心の問題構成となっているのです。
なぜ宿題があるのでしょうか。
週2回の教室日だけでなく、ご家庭でも毎日学習を続けることで、学習習慣がつき、学習内容がしっかり身につくからです。教室とご家庭の両方で学習していただくのは、自学自習力をつける学習習慣作りのためです。また、KUMONで身につける基礎学力は、特にトレーニングの要素が強いものなので、学習内容の定着を図るためにも、毎日学習することが大切です。
宿題が多いと聞きますが、本当ですか。
お子さまが自分の力で解ける内容と枚数を、学習習慣や学力の定着とのバランスを考えてお渡ししています。概ね1教科あたり20分~30分程度でできる分量とお考えください。